私は元々、SE・システムコンサルタントという技術のキャリアと、人事・人材教育・採用など人事のキャリアの両者を持っていました。最初にシステムの世界に入ったのも、パソコンを利用した教育システムの開発をしたかったから。また、仕事でeラーニングにも関わったことがあり、いずれは教育の仕事を本業にできればと考えていました。そんな時に、偶然セルモのことを知ったのです。惹かれたのはパソコンの学習システムを使用した運営だったから。自分が精通しているということもあり、その運営方法が理にかなった効率的な面も理解できた。コンテンツのクオリティーと、それを管理する仕組みの完成度でセルモは頭一つ抜けていると思います。
説明会では、教室運営の仕方、授業の進め方、保護者への対応方法など、あらゆることを質問しました。既存教室の見学にも行って、自分がオーナーになった時のことをイメージしましたね。特に時間をかけたのは物件探し。人口伸び率や子どもの数などを調べ、一番生徒集客につながりそうな立地を探したのです。本部の担当者の方には本当にいろいろとお世話になりました。たくさんアドバイスをくれるのですが、かと言って押し付けがましくない。セルモの利点の一つが本部の縛りがきつくないということです。オーナーの意思を尊重して、非常に自由度の高い経営をさせてくれる。必要な時にそばにいてくれる距離感だから経営もしやすいのです。
入塾の前に体験授業というものをやり、セルモのシステムを試してもらうのですが、初めの頃は大体30分くらいで保護者への説明を終えていたんです。ところが、最近は2時間くらい話すことがある。セルモのことを私自身より深く理解したので、システムのメリットや実際に成績の上がった生徒の事例など、伝えたいことが山ほどあるのです。30分ではとてもじゃないですが足りないですね(笑)
生徒数は1ヶ月で10名を突破、現在は35名となっています。半年で35名は非常にいいペースだと思います。最初の頃は折込チラシやポスティングをしましたが、最近はほとんどしていませんね。なぜなら、口コミで生徒が集まるようになったからです。成績の上がった生徒がクラスメイトにセルモのことを伝えたり、保護者が別の保護者に子どもの成績が上がったことを伝えるなどして、口コミだけで生徒が集まるようになったのです。今では毎月コンスタントに5名が生徒になってくれているという状況です。経営的な面も順調ですが、やはり嬉しいのは成績が上がったと生徒が喜ぶ姿を見られること。セルモ経営の醍醐味はそれに尽きるかも知れませんね。
土日を休みに設定していますが、体験授業などで開けていることも多いですね。今考えているのは、学校で学ぶ勉強だけでなく、コミュニケーションのとり方などを教えるカリキュラムも導入すること。実際にそのようなニーズは多く、新たな収益の柱として期待しています。自分ならではの特色を出しながら、地域の役に立てる教室を複数展開していければと思いますね。